個がまちをつくっていく

建築

プロローグはまちづくりのお勉強から。いわゆる都市計画。久しぶりに大学生気分で、主催チームであり、今回声をかけていただい地元でずっと設計されている建築設計工房・栄さんの講義を伺いました。世界のまちのつくりかた、そして日本、淡路島、洲本のまちの成り立ちを座学で。
散歩する時に気になっていた、レンガの壁や大きな門?瓶がカネボウの紡績工場と関わっていたなんて知らなかったー!洲本は埋めたてられた土地であること、松が並んでたとこ、通りの由来、電車が遠いいてた道。またまた歩く楽しみが増えました。
一週間後、4コマの授業で、その考えてきた個人の空間を1.8mの立体で表現してもらいます。

今日はいよいよワークショップデー。
隣の人、チームでどんな空間にしたいのか話し合い、次は2,3人で空間をつなげていきます。
空白の1個の立方体を追加し、くっつけるのか、少しあけるのかずらすのか、上に積み上げていくのか
その後、丘と平地と池がある敷地が追加され、その中で各グループがどう配置するのか。
敷地の中に道路や木や看板など何があればいいのか。
このまちの何をしたいのか。その作り上げたちいさな村の名前と村長を決めてもらい、最後に4つの村のプレゼンがありました。

小学6年生の児童にらは、今日一日の工程はしらせず進めていくいのが、また難しかった。。。
戸惑い手がつかない子にこんなことしたら?と具体的に言うと、引っ張られてしまう。
ものを作ることより、話しあいや進め方、思った方向に行かないハプニング。
そうだ、実際のまちづくりもそうなのだ。
個人と個人がそれぞれに思い思いつくって、それが街並みになっていく。
まちづくりを形成するのはコミュニケーションなんだな、なんて。

一日長かったよね。最後は慌ただしかったけど、村長のしっかりしたプレゼン驚きました。
それぞれの村は着眼点が違って、その最初のスタートがわかるむらになっていた。
ただ、私自身もこう伝えればよかったとか、多分みんなも初めてでこうすればよかったとかの反省点があると思う。時間の制約のあるなか進めなくてはいけない、そんな後悔とか反省もみえる。
コンセプトや失敗がみえるまちは、それこそ人間の長所短所を見ているようで、リアルで体温があって私はとても惹かれる。


改めて教えてもらって、これからまた建築を歩む私にとって、まさにいい授業でした。

今回のワークショップは、すまいまちづくり育成塾と題し、「T-CUBE によるボクたちとワタシたちの村」は、2010年に作成された独自の建築教育プログラム。「つながる」の頭文字からT-CUBEと名付けられた立方体模型を用いたワークショップです。
主催は公益社団法人 日本建築家協会 近畿支部 兵庫地域会と建築士のみなさま。
要は兵庫県内で建築設計で仕事している現役の建築家のみなさんです。
私は昨年末、設計事務所開業にあたり、地元洲本で長年活躍されている建築設計工房・栄さんにご挨拶に行った時、話しこんでしまって、今回お手伝いさせていただくことになりました。

私は田舎者だったの子供の頃に建築家という職業があることを知らなかった。
これからの子供らは建築家だけでなく、ありとあらゆる様々な職業があることを知って選択して欲しかったので、こどもらに授業するという夢のひとつが叶ってうれしい。
またいろんな形でやっていきたいなー。また妄想が広がります。

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