m/e 展へ

デザイン

川内倫子さんの『m/e 球体の上 無限の連なり』最終日に行ってきました。

大学の頃、ジュンク堂書店でふと買った写真集をきっかけに数年単位で何度か目にする写真家さんでした。十何年前、滋賀の五個荘の民家で個展されていて、それが忘れられずいました。
普通の民家の床の間から外の小さな川のなかなど、いろんな場所に写真が飾られていて、滋賀ののんびりした空気感と写真が素朴でそのままで。

今回見た展示はその時の写真もあり、当時の自分も思い出しながら見始めた展示。
最新のものもあったけど、当時の印象と変わらなかった。
どれもそのまま、彼女にとって、どれもつながっている、隣合わせ。

あと写真に言葉が添えてある作品もあって、そうだ、私この人の使う言葉が好きだったし、影響受けてるなあと気づいしまいました。

小学生のころ、この近くに住んでいてよく行っていた図書館横の滋賀県立美術館。
最近リニューアルされており、それも楽しみでした。
ここの図書館も美術館も駐車場から少し離れており、庭というより雑木林のようなアプローチを歩いた先にあります。桜の時期でしたが、園内には山桜が植えてありました。サインは信楽焼。

それから30年以上が経ち、展示室や設備等を、現在の美術館に求められる水準に更新する等の老朽化対策と、キッズスペースやラボ等の整備を行う等の改修工事が実施されました。このうち、エントランスまわりのウェルカムゾーンと呼ばれるエリアを中心に、デザイン統括、内装設計を行ったのが、大阪に拠点を置くgrafです。VIやサイン計画はUMA / design farmが担当。また、照明やベンチ、カフェやショップのタイル、 案内サインには、滋賀県の信楽を拠点にするNOTA & designが製作したもの、つまり信楽焼が使用されています。

https://www.shigamuseum.jp/about/architects/

元々細部が美しい建物でしたが、リニューアルして明るさと軽やかさが加わり、照明計画がとくに美しかったー!写真データがなぜか一部なくなってしまい残念ですが、今度は隣の図書館と、広い敷地内の公園を巡りたいです。おすすめで思い出の場所。

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